丸紅株式会社
| Client | AGS MCUK Holdings(丸紅グループ) |
|---|---|
| Agency / Partner | Tekono(PM / IA / UX設計 / Design / Development / Analytics) |
| Release | 2025年 |
イントロ(誰のどんなストーリーか)
丸紅グループの海外投資会社として設立された「AGS MCUK Holdings」。
パートナーに向けて、自社の役割や実績を正しく伝える英語サイトが必要とされていました。
しかし、公開時点で開示できる情報は限定的。
「何をどこまで出すべきか」「どんな見せ方なら誤解なく伝わるか」という判断が難しい中で、
Tekonoは“AIにも人にも読み解かれやすい一次情報のハブ”というコンセプトを掲げ、構造から共に作り上げていきました。
クライアントの状況と本音
- 海外ユーザーがメイン。
- 公開情報はまだ少なく、“情報量の厚み”は持てない
- それでも「丸紅グループとして恥ずかしくないクオリティ」と「誤解されない正確さ」が必須
「参考にできる類似サイトがほとんどない」「0→1で英語コピーを組み立てる必要がある」。
そんな不確実性の高い状況で、別事業部での実績からご指名いただき、プロジェクトがスタートしました。
プロジェクトチーム(人と人)
この案件では、「誰がどう寄り添ったか」も含めて価値だと考えました。
- 長坂(PM)
全体設計・要件整理のフロント。クライアント側との調整やどう見せるか、このwebサイトで
クライアントの達成したい目的を達成できるかを考えるパートナー。
- 源ディレクター(IA/UX)
情報設計・導線設計担当。PMと連携しつつ内部メンバーとの調整を行いスムーズな納品を行うイメージ。 - Devチーム
高速表示・多拠点アクセスを前提にした実装、構造化データ、計測基盤の組み込みを担当。
課題
- グローバル視点での信用設計
海外の投資家にとって、「何をしている会社か」が数秒で理解できること。
グループとの関係性や責任範囲も含め、誤解なく伝える必要があった。 - 0→1コピーと情報整理
手元にある素材は少数。一般的な日本企業サイトの焼き直しでは通用せず、
「どの情報を一次情報として提示するか」を決めていく段階からの伴走が求められた。 - 海外からの表示速度と安定性
想定閲覧地域が広く、世界中からのアクセスでもストレスなく閲覧できるパフォーマンスが必要。
サーバー選定や運用までを見据えた設定。
Tekonoのアプローチ
1. 公開後から逆算した「信用設計」
最初に行ったのは、ページ構成より「見せる順番」と「言い切り方」の設計でした。
- 英圏の投資会社サイトやSovereign / PE系サイトをリサーチ
- 投資家が最初に確認したい要素(会社の役割、ガバナンス、実績の方向性、ESG姿勢など)を洗い出し
- AGS MCUK Holdingsが“一次情報として言えること”と照合し、TOP〜ABOUT〜What We Do〜実績〜ESG〜News へのストーリーラインを設計
「かっこいいビジュアル」よりも、
このページを読めば立ち位置が分かるという安心感を最優先にしました。
2. ラフ案を軸にしたスピーディな合意形成
情報が限られているからこそ、
Tekono側から仮説ベースのラフ案を先に出し、そこに“逆提案”をもらうスタイルで進行。
- 初期段階でワイヤーフレームと簡易レイアウトを提示
- オンライン+対面でのレビューを複数回実施
- 迷いやすい部分(情報の出し方・グループとの関係表現など)は、A/B案を用意し、その場で共同決定
「要件を待つ制作会社」ではなく、
「要件を一緒に定義していくパートナー」として動くで、不確実な状況でもスムーズに前進できました。
クライアント様に不要なお時間をかけて頂くこと避ける為、何度か直接訪問させて頂き実機での確認等も
行わせて頂きました。
3. 「探すサイト」から「見つかるサイト」へ(内部SEO&AI対応)
AI検索・検索エンジンの両方で、正しい情報に辿り着けることを重視。
- 構造化データの設計・実装(Organization / Breadcrumb / News など)
- 「AGS MCUK Holdingsとは何か?」への回答を明確にする要点要約
- ページ間で情報が重複しないようヘッディングとコピーを整理
- ブランド名・社名検索時に、公式サイトが自然に選ばれる設計
これにより、
「ブランド名で検索したのに、何者か分からない」状態から、「公式一次情報に一直線」な導線へ改善しています。
4. パフォーマンスと運用の“見える化”
- 海外に複数拠点を持つホスティングを採用し、国外からの表示速度を最適化
- GTM / Search Console / Clarity を初期構築の段階で組み込み
- 公開直後からアクセス傾向を可視化し、「どの情報が読まれているか」をもとに改善できる状態を用意
単なる納品で終わらず、
「運用と改善」までを含めてワンセットとして設計しています。
成果(定量+定性的な変化)
- ブランド名検索で「AGS MCUK Holdings」公式サイトへの到達性が向上
- AI会社名等検索した際にこのサイトの情報を一次情報として齟齬なく伝わるような構成
※ここは今後の実測値が出てきたら、後から数字を追記できる“余白”として設計。
クライアントの声
別事業部で既にTekonoさんとご一緒していた信頼もあり、今回ご依頼させて頂きました。
掲載できる情報が少なく、完成イメージが見えづらい中でも、初期の段階で画面レイアウトを素早く提示いただき、フィードバックもしやすかったです。
対面での進捗共有の場も設けていただき、説明も丁寧で安心感がありました。結果として、非常にスムーズに制作を終えることができ、とても満足しています。
Tekonoからのひと言
丸紅グループAGS MCUK Holdings様のサイト構築は、
「情報が出揃ってから作る」のではなく、
「これから情報を積み上げていく前提で、“公式な入り口”を先につくる案件でした。
不確実な状態でも手を止めず、
仮説を出し、話し合いで、一緒に形にしていく。
そのプロセス自体が、Tekonoが大事にしている“人と人で進めるWeb制作”そのものだと感じています。